社長がシステム会社に騙される典型的パターン
- By funa2
- 25 7月, 2013
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パソコンに強くない社長だと、システム会社のいいなりになるほかありません。
その結果、相場よりも数倍も高い金額になってしまうことも。。。
今回は、社長がシステム会社に騙される典型的なパターンについてご紹介していきます。
1, 要望とは違うものが納品されるパターン
「全てお任せください」というのでホームページ制作をお願いしたら、素人が作ったようなページを納品された。
こういうパターンの場合「システム構築一式 80万!あとは全てお任せください!」と謳っている事がしばしばです。
システムの事が良く分からない営業マンが、なんとかして契約を取ろうとすると「お任せください」になってしまうようです。
そういう会社は社内にエンジニアがいなくて、別の安い制作会社にただ横流ししているだけな場合も・・・
「お任せください!」と言って強引に契約に持っていこうとする会社には十分気をつけるようにしましょう。
2, SEO会社に騙されるパターン
「必ず検索エンジンの結果上位に表示させる」と言って契約を結ぶが結果が出ないので解約しようとすると「二年間は解約できません」と言われる。
もちろん例外もありますが、ほとんどのSEO(検索エンジン上位表示)を売っている会社は技術力の無いただの営業会社です。
- 必ず上位表示する方法は無い
- 過去の実績があっても信頼出来るとは限らない
- その会社のホームページが上位表示されているかどうか確認する
これをしっかりと心に留めてSEO会社と付き合ってください。
3, 知人の紹介だからと気が緩むパターン
知り合いの社長からの紹介だから信頼していたのに、相場よりもずっと高い金額だった。
必ずしも騙す意図がなくても問題が起こりやすいのがこのケースです。
ひとくちにエンジニアといっても
「大企業のエンジニア」と「ベンチャー企業のエンジニア」と「デザイン会社のエンジニア」
では出来る事と得意な事がまったく違います。
スパゲッティーとうどんくらい違うと考えてください。
だから
紹介元の会社が『社内システム』を頼んでいるような制作会社に
『かっこいいホームページ』を依頼したところで、素人が作ったようなホームページが出来上がってしまいます。
シンプルなホームページが欲しいのに、大手企業に制作を依頼してしまうと
個人事務所よりも10倍も高い金額を取られてしまいます。
まとめ
機会損失を減らすために、なるべく早くWEBサービスを立ち上げようとすると
ついつい焦って冷静な判断を失いがちです。
システム開発は専門性が高くて、相場があってないようなもの。
高い金額を騙し取ろうとしている営業会社もあれば、マッチングの問題で騙されたと感じてしまう案件もあります。
ひどい場合には
テンプレートを活用して簡単に作ったようなサイトを、いかにも大きなプロジェクトのように見せかけて
ボッたくるケースも。。
- 複数の会社に見積りを取るようにするか
- 本当に信頼出来る会社を見つけるか
騙されないためには、このどちらかしか正解はないように思います。
ふね (プログラマ / システム顧問 (顧問SE))
東京大学大学院にてロボティクスと画像処理を専攻。
ECサイト、ソーシャルゲームやスマートフォンアプリ、ビッグデータ解析、社内システムなどの多数のプロジェクトに従事。現在は、独立し技術顧問(顧問SE)としてクライアント企業のIT戦略構築を行う。
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